毘沙門天さま(神宮寺)
頭に冠、身に甲冑、左手に塔、右手に宝棒を持って夜叉を率いて岩座に立ち、足元に悪業煩悩の鬼を押さえつけている姿をし、仏教では四天王最強の神様です。
勝運の武神としても武士階級の人々の信仰を集めました。
勇気を持って悪に立ち向かえば財をもたらし、幸福の神である吉祥天を妻としたところからも福をもたらす神とされています。
大黒天さま(昌慶寺)
福徳をもたらす神として人々に愛されている神様。
頭巾をかぶり、打ち出の小槌(宝槌)をあげ、
大きな袋を担いでいる。
2つの米俵に御立ちになる福々しいお姿で知られています。
頭巾は「それ以上、上を見ない」2つの米俵は「これで十分」という
謙虚な姿を現し、「振れば何でも出てくる打ち出の小槌」を持ち、
大きな袋は「無限の財宝と、富の象徴」と福に満ち溢れた姿をしています。
「商売繁盛」「招福繁盛」「良縁結実」「縁結び」など
お祀りすると、食に困らないという所から「台所の神」ともいわれ、大黒天さまは
主婦の守護神とも言われます。
ゑびす天さま(龍祥寺)
「大漁追福」や「商売繁盛」や「五穀豊穣」などをもたらす、漁業に携わる人や商業の人や農業の神様です。
寿老人さま(隣江寺)
寿老人さまは背が低く、身の丈三尺(約90センチ)といわれ、長い頭に長い白髭、巻き物をつけた杖を持ち、鹿をつれている姿で描かれる。鹿は玄鹿(げんろく)と呼ばれ、長寿の象徴とされている。ロクは禄に通じることから、延命長寿、福禄の神とされる。
神社に祀られる時は寿老神と書かれる。別に樹老人とも書かれることもあり、樹木の生命力から長寿を象徴している。
福禄寿さまと寿老人さまは、その経歴があまりにも似ていることから同一人物と言われていたこともある。七福神のメンバーが決定していく過程でも、両者のどちらかの名前をいれ、もう一人神様を加えるこもたびたびあった。そのため一種の数あわせのために使われていたとも言われている。
弁財天さま(白言寺)
弁財天さまは、人の身を清め、富貴・名誉・福寿・食物と勇気、愛嬌・縁結びの徳、それに子孫を恵む神であるといわれ、また、学問と技芸(音楽など)の神、雄弁と知恵の保護神であるともわれています。
福禄寿さま(泉寿院)
福禄寿さまは、中国・道教で強く求められる3種の願い、すなわち幸福、福徳・財宝、長寿の三徳を具現化したものであり、南極星の化身(南極老人)と言われた千歳を超える仙人さまです。
体の半分をしめるほどの長い頭を持ち長い髭をはやし、杖に経巻を結び、鶴を伴っている姿が一般的。
福と禄と寿と、この3つの徳を持った万能の神様だから人徳もあるのです。
布袋さま(久安寺)
ほていさん、又の名を釈契此ともいう。中国の唐末期に実在した禅僧である、とても大きな腹をしており、いつも手杖持ち、大きな布袋を背負い、布施行を常とし街中を遊化した。施を受けた物は何でも袋の中に入れて歩いたという。この布の袋から布袋という総称がついたとされる。呵呵と笑い笑みを浮かべた様相は、ひたし味深く愛敬ものであった。しかも、神通力の持ち主で、雪の中に寝ても少しも濡れず、人々の運勢を占ってその吉凶は百発百中だったといわれる。
その布袋和尚の人徳から延命長寿・無病息災・開運招福・良縁子宝成就・夫婦円満・金運の広財大展等のご利益があるといわれている。